ベニズワイガニ(深海1000m付近)

ベニズワイガニ(深海1000m付近)

ベニズワイガニが生息するのは、水深 800m~2,500m の深海。殻全体に赤身が強く、メスは漁獲禁止なので、市場に出回っているのはオスだけです。深海で 8~10年かけて育つため、その味は格別です。
水深 800m以深で漁獲されるベニズワイガニを、かごなわを用いて漁獲する方法を開発したのは、富山県魚津の漁業者。富山県は水深 800m 以深となる漁場が近いため、新鮮なベニズワイガニを水揚げ後すぐに茹でることができ、ベニズワイガニの味を長持ちさせています。県内では、地元の漁業への理解とその食べ方と味を学んでもらう一環として、射水市などの小学校の学校給食に一杯丸ごと出されます。昼セリが行われている漁港では、その日に獲れたカニが夕方の食卓に並ぶなど、新鮮な魚として県民に親しまれています。
JF富山漁連HP 富山湾の魚紹介より]

ズワイガニを「高志の紅ガニ」とネーミングするとともに、一定の規格を満たすものには「極上 高志の紅(あか)ガニ」のタグを付けるなど品質管理を行っている。
富山県HPとやまブランド・ホームページ「くらしたい国、富山」富山県推奨とやまブランドより]

漁法:紅ズワイガニ漁(かにかご漁)

「かにかご」を800m以深の海底に仕掛け、餌に誘引されたカニを漁獲。
かごに餌をつけ、ロープに連ねて深海に沈め、カニ類・エビ類・貝類が入るのを待つ漁法。考案したのは魚津市の漁業者。
紅ズワイガニが漁獲できる大きさ(甲幅9cm超)になるまでには、生まれてから9年以上もかかります。このため、その資源を守るため、漁業者は、漁具の網目拡大や、漁獲上限の設定などの資源管理に取り組んでいます。

ベニズワイガニが本格的に漁獲されはじめたのは、「かにかごなわ漁法」が導入されてからです。それ以前は網に餌となる魚をとり付け、食べに来たカニが網にからまって動けなくなったところを捕獲していました。ところが、からまったカニの取り外し作業に時間がかかり、その間の鮮度落ちが激しく、網も痛むことから、決して歓迎されるものではありませんでした。そこで、魚津市の漁師・浜多虎松さんが当時から北海道で行われていたズワイガニのカゴ漁法に目をつけました。浜多さんは、ベニズワイガニにカゴ漁法を応用するためにカニカゴを研究し、昭和30年前後に漁獲を成功させました。噂を聞きつけた漁業関係者らが次々に「かにかごなわ漁法」を取り入れ、その後瞬く間に日本海に広まりました。現在では世界中のベニズワイガニ漁がこの「かにかごなわ漁法」によって行われています。
魚津市では浜多虎松さんの功績を讃えて、毎年2月に「かにの陣」と題するイベントが催されます。市内にある観光物販施設「海の駅蜃気楼(しんきろう)」を会場に、ベニズワイガニが格安で販売され、毎年大勢の来場者で賑わいます。
越中とやま食の王国 富山県の食文化を伝える公式サイト より

食べ方

富山県は水深 800m 以深となる漁場が近いため、新鮮なベニズワイガニを水揚げ後すぐに茹でることができ、ベニズワイガニの味を長持ちさせています。 深海で 8~10年かけて育ち、高い水圧がかかる環境で育つため、体には水分が多く含まれており身がジューシーです。魚津港そばにある漁協直営食堂「魚津丸食堂」では、カニ身たっぷりの丼ぶりを味わえます。 ※期間限定

蜃気楼の見える街魚津 PayPayモール
魚津市ふるさと納税Instagram